御馳走帖

自分は基本的に活字中毒寄りなのですが、フィクションというのは読むのに意外と力が必要なようで、ここ半年あまり手がのびません。

それでも何か読みたいなあとJR駅構内の本屋さんで昨日見つけたのは、安野モヨコ著”くいいじ”と森達也著”死刑”。

くいいじはのどごしがよく、するする手繰れるおいしいお蕎麦のようで一気に半分読んでしまってから「しまった!もっと丁寧に読まないともったいない!」と思ったほど。

何となく百閒先生の”御馳走帖”が浮かんできます♪

お料理上手な人はまわりをしあわせにしてくれますよね(*^_^*)

庵野さん、いいなあ!

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シンプルないい文章に出会うとつい比較して愚痴りたくなるのは”コメディカル系ムック”本の翻訳のいまいちっぷりです!

生硬で、文体も揃わない読みにくい解説文・・。

たった数行で読み続ける気力が萎えてしまうものもしばしば。

伝える技術というのはむつかしいんだなあと思うのと同時に、こういう本業に加えて文才がある人がいるというのはありがたいことだとしみじみ思います(*^_^*)

旋盤加工職人の小関智弘さんとか♪

ふだん窺い知ることができない世界を見せてくれるので、エッセイやドキュメンタリーはやめられません。